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TOEICを解くときに「ゾーン」なるものはあるのか

結論から言うと「ない」(笑)と私は考えているし、実際に感じている。

リスニングで言えば、質問や選択肢の並びからストーリーが逆に浮かび上がったり、
ナレーターの英語が急に聞こえやすくなる瞬間、あるいは一定の時間を指して
人は「ゾーンに入った!」などと言うのかも知れないが、

それは、単に英語の実力が上がっただけのことである。

今まで聞こえなかったものが聞こえるようになったり、
今まで想像できなかったものが想像できるようになるという現象そのものが、
「学習」に基づく「能力向上」に過ぎないということだ。
それ以上でも、それ以下でもない。

ただ、「能力向上」という言葉の受け止め方に、困ったクセを持つ人がいて、

・「能力向上」だったら、ある瞬間から一気に聞こえるようになったり、逆に途中から聞こえなくなったりすることがあるのはおかしい!!

と息巻くような人のことだ。


脳の現象は、一般的な「科学」の現象とは違い、
「他の条件が一定ならば、必ず同じoutputを吐き出す」(再現性)
という条件を本当に満たすのか、現代の脳科学でもよくわかっていない、
と理解しておくのがよい。

というのも、脳科学において、「他の条件を本当に一定にした上での脳の動作を観察する」という作業は、
動物実験レベルでも、きわめて難しいからだ。

例えば、マウスAとマウスBを横並びに固定して、しばらく時間を経れば
「他の条件を一定にした」
と言えるのかというのは、科学の手続きとしてはきわめて難しい問題をはらんでいる、
ということを、一般ピーポーも知っておくのがよいだろう。

というのも、たとえばマウスAを固定したときに、マウスAにかかった「ストレスA」と、
マウスBを固定したときに、マウスBにかかった「ストレスB」が微妙に違う、ということは
むしろあたりまえのことで、そのストレス量の違いが、その後の条件をいくら一定にしていても
そのマウスの学習能力に影響を与えるかも知れない。

さらに、マウスをいくら固定しても、マウスAとBで、それぞれがどのような刺激を、
どのくらいの重みで受け止めているのかを正確に外部から測定することは
今の科学でもまだできない。

とまあ、細かく考えれば考えるほど、「学習」の成果が、均等にoutputとして出てくるか、
という問題は難しいのだ。

だから、それは時にはむらになるような出方をするだろうし、
別なときには均一になるような出方をするかも知れない、
ということになる。

ということは、TOEIC試験で、ある瞬間だけ英語がスムーズに聞き取れた、
という経験だけを以てして、それを「ゾーンに入った」と言うことは
現状では避けた方がよい、ということにもなる。

なぜなら、そういう認識を持ってしまうと、TOEICの勉強は、
英語そのものの勉強ではなく、その「ゾーン」を試験場で再現するためだけの
ヨガ(笑)教室になったり、「パターン習得教室」になったりしてしまうからだ。

これが、ここ数年でよく見かけるようになった、

「TOEICだけできていても、英語ができるとは限らない」

という指摘の根拠にもなっていると私は考えている。


そんなわけで、うまく行くときも、うまく行かないときもあるのだから、
就職活動などでTOEICスコアが必要な人は、少なくとも3~4回は連続して
受験して、その中で一番いいスコアを堂々と「自分の実力」として
履歴書に書いたり添付したりすればよいと考える次第。


かくいう私も、まだリスニングには慣れないところがあるなあ。。。
リーディングにはかなり慣れてきた。安定して読解力が発揮できている
「ような気がする」。←ま、これも主観的なものに過ぎないからねえ。



究極的には、何を以て英語力があるとするのか、という、とっても難しい問題になる。
それを語るには私はまだまだ研究が足りないなあ(苦笑)。


最後になったが、今日TOEICを受けた人、お疲れさま。私も本当に疲れた。(´ヘ`;)ハァ

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・白河夜船

Author:・白河夜船
白河塾の塾長ブログをFC2ブログに引っ越しさせました。wordpressがアップグレードできず、書式をいろいろ変えたりすることが大変だったので。今後はTOEICなどにも役立つネタを書ければいいなあと思っています。

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