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TOEICなどの英語問題で「木の問題」「森の問題」とか言ってるのはアホ


私がTOEIC対策を他人に教えるときに全く使っていない言葉の二つは、

「木の問題」
「森の問題」

である。まあ、「木か森か」という択一式の問いかけにすれば、「言葉の一つ」とも言えなくもない。



で、なんか、新しい教科書にそんなフレーズが出てきたので、ここで明確に否定しておこう。

「TOEIC(に限らないが)で、やれ『木』だの『森』だの言ってるから点が取れないのだよ、キミは。」

と。


なぜかって?まず「木」と「森」の定義から。これすらも、巷で「木」だの「森」だの言っているTOEIC参考書には載っていないことが多いようだが…バカなの?


・「木の問題」とは、ある一部が聞き取れればor読めれば、それで答えが一発で出るタイプ。細かい情報を聞く、あるいは読む問題と言っても良い。

・「森の問題」とは、ある一部、すなわち短い部分が聞き取れてもor読めても、それで答えが一発では出ないタイプ。全体の情報を総合しなければ答えが出ない問題と言っても良い。



でだ。こんな実験を。同じ問題で、読み上げられるスクリプト(台本)を2種類用意してみた。Part3形式。



Question: What is the woman's problem?

Script A

Woman: Haven't you seen Rally today? I've been looking for him.

Man: I haven't either today. I'll ask somebody else (and continues)・・・






Question: What is the woman's problem?

Script B

Woman: Haven't you seen Rally today? I've been looking for him.

Man: I've seen him once this morning. Wait a moment. I'll call him now. (and continues)




スクリプトAでは、おそらく「Rallyが見つからないこと」、すなわち、直後のManの発言からも、RallyをWomanもManも今日はRallyを見ていないことは自明だから、いわゆる「木」の問題として処理できる。


だがしかし、スクリプトBでは、直後のManの発言で、「これから彼に電話してみるよ」と続く。これは、女性の問題は他にあるかも知れないと匂わせるのに十分な展開である。答を出すには、この後も含めた長い部分をしっかり理解しないといけないようだ。これはいわゆる「森」の問題だ、となるだろう。



で、TOEIC講師に聞きたいのだが、Questionも Womanの最初の発言も同じなのに、前者は「木」、後者は「森」の問題となっているのだが、


そこで「木」だの「森」だのを区別することが、上の問題をより速く、より正しく当てるのに、どれだけ「プラス」になるんかねえ???


白河の結論としては、

「そんなの考えているから余計に時間がかかるだけなんだろ?いつも落ち着いて、いつ、誰が、何を、という部分を忘れずに、できる限りベタ聞きをすれば解けるでしょ?」

としか言いようがない。




あたりまえの大前提:解答者が、より速く、より正確に答えを出せるものでなければ、それを「技術」や「テクニック」とは決して言わない。特に、「あとづけ(後になって初めてわかること)」を、あたかも先にわかっていたかのようにドヤ顔で使った説明は、ただの「インチキ」である。




こんなところでいいっしょ。あ、点を伸ばしたくないライバルには、「木と森の区別が大事なんだよ!」って熱く語っておくといいよ(笑)。


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・白河夜船

Author:・白河夜船
白河塾の塾長ブログをFC2ブログに引っ越しさせました。wordpressがアップグレードできず、書式をいろいろ変えたりすることが大変だったので。今後はTOEICなどにも役立つネタを書ければいいなあと思っています。

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