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放射線は水銀のメタファーを通して認識されているのか?

私が個人としてやっているブログで、群馬大学の火山学の教授である早川由紀夫氏の発言をかなり厳しく批判してきましたが、彼の無責任なツイートはまだまだ止まりません。例えばこれ。

http://twittaku.info/view.php?id=148232158388027392



セシウムだけが、基準値以下だろうが何だろうが、どんな微量でも摂取すれば命に関わる危険な物質であるという前提なしには、こういう文章は書けないでしょう。火山学だろうが何だろうが、「理系」の研究者であるならば、「どのくらいの摂取量でどのくらい危険なのか」という、「定量的なリスク論」が理解できていなければならないはずなのに、それもできていない。


例えば、石油ストーブに灯油を入れるために、まちがえて口の中に灯油が5ccほど入っても、よく口をゆすげば、健康には問題がないと言えるでしょう。でも、そういうときでも、1ccほどは体に吸収されているわけです。しかし、その量では、健康には問題がないということです。


セシウムも同じことで、何ベクレル以上体内に入れば、どのくらいの確率で、どのくらい体に危険なのかということを、場合分けして理解できなければ、口が裂けても「研究者」などとは言えないはずなのですが、不思議なことに、彼には数万人単位で支持者がいるわけです(苦笑)。



「ツイッターだとまちがった情報が流れても、すぐに訂正が入る」という根拠で、ツイッターを礼賛している、私がお世話になっている先生がいますが、彼は、こういう「ツイッター帝国主義」とでも言うべき、


・「とにかく『学者』の肩書きを持った人が、何の科学性もない発言を続け、それが『信者』の間でありがたがれ、それが福島への風評被害にも結びついている現状が一向に改善しない」


という状況を、どのように評価するのでしょうかね。



さらにもう一段階深く考えてみます。彼に限らず、放射性物質はとにかく危険だと思いこんでいる人は、放射性物質は、体内にたまると、それが「蓄積する」と思いこんでいるという共通の特徴があります。


しかし、放射性物質には半減期もありますし、全てが体内に残るわけではありません。しかも、放射性物質が崩壊することで出る放射線が体内に与える影響(いわゆる、「内部被曝」)も、ゼロにしなければならないというわけではありません。なぜなら、自然界にも放射性物質はあるわけで、例えば体重60㎏の人であれば、このくらい被曝すると、wikipedia「被曝」にはあります。




体内に存在している自然放射性核種(カリウム40、炭素14)から間ほぼ290マイクロシーベルトの内部被曝を受けている。これらに加え、空気中に含まれているラドンから年間約1260マイクロシーベルトの被曝を受けている。自然から合計年間2400マイクロシーベルト(2.4ミリシーベルト)前後の被曝を受けていることになる。



にもかかわらず、追加で1マイクロシーベルトでも、追加で1ベクレルでも被曝を恐れる心情というものは、おそらく、「水銀」のメタファで、放射性物質を捉えていることが根底にあると言わざるを得ません。



水俣病の例を思い出せばわかるように、水銀は体内に蓄積し、大きなダメージを体に与えます。最悪なものになると、一生まっすぐ歩くことができなくなったりもしました。こういう恐ろしい記憶が、「水銀、蓄積」などのキーワードと共に、私たちの「原記憶」として埋め込まれているのだろうと思います。


数週間前にやっていた「ネットワークで作る放射線地図4 海のホットスポット」というNHK教育テレビの番組でも、


「海の中で、放射性物質の生物濃縮が起きているのです」


というナレーションが繰り返し使われていました。もちろん、食物連鎖によって、一時的には生物濃縮が起きるのですが、放射性ヨウ素などは一月も経たないうちになくなってしまいます。ですから、半減期が長い放射線の種類(核種と言います)に注目して、蓄積量を計測すべきでしょう。


そして、蓄積した放射性物質が、水銀のようにずっとその体内に残るのか、あるいは排泄プロセスで排泄されるのかについても、真摯に調査を続けていく必要があるでしょう。



ところが、早川由紀夫教授を始めとして、上記の番組を作ったNHK教育テレビのスタッフも、そういう観点からの分析は一切ないというか、始めから全く考えていないかのようです。それは、結局は


・「蓄積したものはなくならない」=水銀


というメタファで、放射性物質を捉えていることの、これ以上ない証拠だと私は考えますが、みなさんはいかが考えますか?




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プロフィール

・白河夜船

Author:・白河夜船
白河塾の塾長ブログをFC2ブログに引っ越しさせました。wordpressがアップグレードできず、書式をいろいろ変えたりすることが大変だったので。今後はTOEICなどにも役立つネタを書ければいいなあと思っています。

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