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やっぱり樋口式は使えない

小論文の添削をしているが、やっぱり出てきた、意識的無意識的かはわからないが、「樋口裕一式小論文」が。





「○○は××なのだろうか。

確かに、~~~だ。

しかし、・・・だ。」

あとは、この形の繰り返しで、どの論点についても、つっこんだ考察ができないまま、最後にもっともらしい一般論を書いて終わる。

その一般論で君の主張が終わるのなら、その前までの「論考」は何のためにあったの???


以上、分量だけブヨブヨ増えてはいるが、何の論理的思考の跡も見られない文章ができてしまう。



いやー、冷静に添削していても、このパターンが時々出てくるだけで、イライラ感は10倍増するね。



「○○は××なのだろうか。」というように、自分の文章中で疑問形を使うのなら、その形を使うに値する「大きな論点」でなければ、読者はイライラするだけだ。



「明日は晴れるのだろうか。

確かに、天気予報によっては『ところにより雨』という言葉も出てきている。

しかし、私は『明日は晴れ』という予報の方を信じたい。」



そんなどうでもいいことのために、どれだけ字数使ってんねん!でおしまい。



ホントに、このレベルは勘弁してほしい。


教訓:「○○は××なのだろうか。」というように、自分の文章中で疑問形を使うのなら、その形を使うに値する「大きな論点」だけにせよ。ちなみに私は、個人的ブログのような、数千字にわたる大きな文章でない限りは、解答例中に疑問形は使わない。


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TOEICを解くときに「ゾーン」なるものはあるのか

結論から言うと「ない」(笑)と私は考えているし、実際に感じている。

リスニングで言えば、質問や選択肢の並びからストーリーが逆に浮かび上がったり、
ナレーターの英語が急に聞こえやすくなる瞬間、あるいは一定の時間を指して
人は「ゾーンに入った!」などと言うのかも知れないが、

それは、単に英語の実力が上がっただけのことである。

今まで聞こえなかったものが聞こえるようになったり、
今まで想像できなかったものが想像できるようになるという現象そのものが、
「学習」に基づく「能力向上」に過ぎないということだ。
それ以上でも、それ以下でもない。

ただ、「能力向上」という言葉の受け止め方に、困ったクセを持つ人がいて、

・「能力向上」だったら、ある瞬間から一気に聞こえるようになったり、逆に途中から聞こえなくなったりすることがあるのはおかしい!!

と息巻くような人のことだ。


脳の現象は、一般的な「科学」の現象とは違い、
「他の条件が一定ならば、必ず同じoutputを吐き出す」(再現性)
という条件を本当に満たすのか、現代の脳科学でもよくわかっていない、
と理解しておくのがよい。

というのも、脳科学において、「他の条件を本当に一定にした上での脳の動作を観察する」という作業は、
動物実験レベルでも、きわめて難しいからだ。

例えば、マウスAとマウスBを横並びに固定して、しばらく時間を経れば
「他の条件を一定にした」
と言えるのかというのは、科学の手続きとしてはきわめて難しい問題をはらんでいる、
ということを、一般ピーポーも知っておくのがよいだろう。

というのも、たとえばマウスAを固定したときに、マウスAにかかった「ストレスA」と、
マウスBを固定したときに、マウスBにかかった「ストレスB」が微妙に違う、ということは
むしろあたりまえのことで、そのストレス量の違いが、その後の条件をいくら一定にしていても
そのマウスの学習能力に影響を与えるかも知れない。

さらに、マウスをいくら固定しても、マウスAとBで、それぞれがどのような刺激を、
どのくらいの重みで受け止めているのかを正確に外部から測定することは
今の科学でもまだできない。

とまあ、細かく考えれば考えるほど、「学習」の成果が、均等にoutputとして出てくるか、
という問題は難しいのだ。

だから、それは時にはむらになるような出方をするだろうし、
別なときには均一になるような出方をするかも知れない、
ということになる。

ということは、TOEIC試験で、ある瞬間だけ英語がスムーズに聞き取れた、
という経験だけを以てして、それを「ゾーンに入った」と言うことは
現状では避けた方がよい、ということにもなる。

なぜなら、そういう認識を持ってしまうと、TOEICの勉強は、
英語そのものの勉強ではなく、その「ゾーン」を試験場で再現するためだけの
ヨガ(笑)教室になったり、「パターン習得教室」になったりしてしまうからだ。

これが、ここ数年でよく見かけるようになった、

「TOEICだけできていても、英語ができるとは限らない」

という指摘の根拠にもなっていると私は考えている。


そんなわけで、うまく行くときも、うまく行かないときもあるのだから、
就職活動などでTOEICスコアが必要な人は、少なくとも3~4回は連続して
受験して、その中で一番いいスコアを堂々と「自分の実力」として
履歴書に書いたり添付したりすればよいと考える次第。


かくいう私も、まだリスニングには慣れないところがあるなあ。。。
リーディングにはかなり慣れてきた。安定して読解力が発揮できている
「ような気がする」。←ま、これも主観的なものに過ぎないからねえ。



究極的には、何を以て英語力があるとするのか、という、とっても難しい問題になる。
それを語るには私はまだまだ研究が足りないなあ(苦笑)。


最後になったが、今日TOEICを受けた人、お疲れさま。私も本当に疲れた。(´ヘ`;)ハァ

TOEICなどの英語問題で「木の問題」「森の問題」とか言ってるのはアホ


私がTOEIC対策を他人に教えるときに全く使っていない言葉の二つは、

「木の問題」
「森の問題」

である。まあ、「木か森か」という択一式の問いかけにすれば、「言葉の一つ」とも言えなくもない。



で、なんか、新しい教科書にそんなフレーズが出てきたので、ここで明確に否定しておこう。

「TOEIC(に限らないが)で、やれ『木』だの『森』だの言ってるから点が取れないのだよ、キミは。」

と。


なぜかって?まず「木」と「森」の定義から。これすらも、巷で「木」だの「森」だの言っているTOEIC参考書には載っていないことが多いようだが…バカなの?


・「木の問題」とは、ある一部が聞き取れればor読めれば、それで答えが一発で出るタイプ。細かい情報を聞く、あるいは読む問題と言っても良い。

・「森の問題」とは、ある一部、すなわち短い部分が聞き取れてもor読めても、それで答えが一発では出ないタイプ。全体の情報を総合しなければ答えが出ない問題と言っても良い。



でだ。こんな実験を。同じ問題で、読み上げられるスクリプト(台本)を2種類用意してみた。Part3形式。



Question: What is the woman's problem?

Script A

Woman: Haven't you seen Rally today? I've been looking for him.

Man: I haven't either today. I'll ask somebody else (and continues)・・・






Question: What is the woman's problem?

Script B

Woman: Haven't you seen Rally today? I've been looking for him.

Man: I've seen him once this morning. Wait a moment. I'll call him now. (and continues)




スクリプトAでは、おそらく「Rallyが見つからないこと」、すなわち、直後のManの発言からも、RallyをWomanもManも今日はRallyを見ていないことは自明だから、いわゆる「木」の問題として処理できる。


だがしかし、スクリプトBでは、直後のManの発言で、「これから彼に電話してみるよ」と続く。これは、女性の問題は他にあるかも知れないと匂わせるのに十分な展開である。答を出すには、この後も含めた長い部分をしっかり理解しないといけないようだ。これはいわゆる「森」の問題だ、となるだろう。



で、TOEIC講師に聞きたいのだが、Questionも Womanの最初の発言も同じなのに、前者は「木」、後者は「森」の問題となっているのだが、


そこで「木」だの「森」だのを区別することが、上の問題をより速く、より正しく当てるのに、どれだけ「プラス」になるんかねえ???


白河の結論としては、

「そんなの考えているから余計に時間がかかるだけなんだろ?いつも落ち着いて、いつ、誰が、何を、という部分を忘れずに、できる限りベタ聞きをすれば解けるでしょ?」

としか言いようがない。




あたりまえの大前提:解答者が、より速く、より正確に答えを出せるものでなければ、それを「技術」や「テクニック」とは決して言わない。特に、「あとづけ(後になって初めてわかること)」を、あたかも先にわかっていたかのようにドヤ顔で使った説明は、ただの「インチキ」である。




こんなところでいいっしょ。あ、点を伸ばしたくないライバルには、「木と森の区別が大事なんだよ!」って熱く語っておくといいよ(笑)。


期末テストの採点をしていると・・・

特にTOEIC reading の指導では、

・左から、
・意味のカタマリごとに、
・どんどん直訳する

という三拍子を重視しているが、期末テストでは、意味のカタマリごとのつながりがわかっているかをチェックするために、あえて日本語の語順につなぎ直させて答案として出させている。


1学期に引き続き、2学期もこれではかなり苦しいなあ、と言わざるを得ないところ。


例えば、

they donated prizes handed out ~

と続いているところの解釈は、

「彼らが寄付した賞は手渡された」

というものが非常に多い。約半数がこれ。 違うやんけ・・・。

they donated prizes [ handed out ~ ]
S   V  O    p.p.

donateという動詞は第五文型では使わないから、handed out以下は、「手渡す」という意味の受身でなければならない。

だから、「~で手渡された賞を彼らは寄付した。」

という骨組みで解釈できなければ、何を言っているのかがわかっていない答案になるわけだ。


私がいつも言っている「直訳」とは、少なくとも自動詞/他動詞、文型の発想がわかっていないとどうにもならないわけで、文型(動詞型)を軽く見ている学生が、上のように、英文を正しく分析できるわけなかろうに。

それ以外にも、日本語で書かれているが、何を言っているのか全く理解できない答案も多数あるわけで、

採点をしていると、頭の中がわけわからんくなってくる。

それでも、前向きに採点したいからこそ、意味不明の答案でも、なるべく謙虚に読もうとしているんだけどね。

ふう。



※英検1級についての記事はまだ続きますよ!今は手が空いていなくてなかなか書けないだけ・・・。

年をとって英検1級をめざす その2

その1からの続き。いい歳を取っても、努力次第で英検1級の一次くらいの壁は越えられる。二次はこれから。


2 読解セクションと、エッセイ、そしてリスニングで点数を貯金するイメージで



英検1級一次の分野(セクション)別配点は以下の通り。

・語彙・熟語 25点
・読解    26点
・リスニング 34点
・エッセイ  28点
--------------------
合計     113点

ここ1、2年はこのうち、78~81点ほど取れると合格のようである。合格最低点の得点率はほぼ7割。一次に合格しても不合格しても、各セクションごとの得点と、全受検生の平均得点率、合格者受検生の平均得点率が示されたものが送付されてくる。

何とか合格できた、2013年第2回一次の、全受検生の平均得点率と合格者の平均得点率は以下の通り。

・語彙・熟語 全受検生 52% 合格者 68%
・読解         58 84
・リスニング 56 78
・エッセイ 53 68

差を出してみると、
・語彙・熟語 16ポイント
・読解    26
・リスニング 22
・エッセイ 15

なんと、合格者と全受検生(ここから合格者を引けば、不合格者が計算できる)の間で、一番差がついているセクションは、語彙やエッセイではなく、読解なのだ。その一方で、語彙・熟語とエッセイでは、相対的にはあまり差がついていない。



もう一つ重要なことは、読解スピードを上げないことには、エッセイライティングの時間を確保できないことだ。語彙・熟語のpart1は、人によって解くスピードがあまり変わらないのと、リスニングはリスニングだけしかやれないことから、上の中で、「読解」と「エッセイ(ライティング)」が、ゼロサム(片方が増えれば、もう片方は減る)の関係になっている。読解のスピードが上がらないと、エッセイライティングの時間が確保できないのだ。私の考えでは、エッセイライティングにはどうしても20~25分、できれば30分はかけたいところなので、リーディングのスピードをかなり高めなければならない。このあたりが、全受検生と、合格者の最も大きな違いなのだろう。


記事その1と合わせて考えると、

・二次対策として、一次からエッセイライティングは得意にしておく必要がある。
・一次で最も差がついているのは読解である。

・したがって、readingとwritingを優先的に鍛えるのが、一次合格にとって必要不可欠であり、二次合格にとっても楽である、という結論になる。



このブログにしては珍しく、定量的なデータを分析した記事となった。ここまでをその2とする。その3はこちら。



テーマ : 英語・英会話学習
ジャンル : 学校・教育

プロフィール

・白河夜船

Author:・白河夜船
白河塾の塾長ブログをFC2ブログに引っ越しさせました。wordpressがアップグレードできず、書式をいろいろ変えたりすることが大変だったので。今後はTOEICなどにも役立つネタを書ければいいなあと思っています。

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